02 ダンシングロイヤル20Dancing Royal 20
2020年5月7日生まれ
牝
/ 栗毛(生産:村上欽哉牧場)



2020年12月
血統表
Pedigree Tableドゥラメンテ 鹿毛 2012 |
キングカメハメハ 鹿毛 2001 |
Kingmambo | Mr. Prospector |
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Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
アドマイヤグルーヴ 鹿毛 2000 |
サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
エアグルーヴ | トニービン | ||
ダイナカール | |||
ダンシングロイヤル 鹿毛 2008 |
サクラバクシンオー 鹿毛 1989 |
サクラユタカオー | テスコボーイ |
アンジエリカ | |||
サクラハゴロモ | ノーザンテースト | ||
クリアアンバー | |||
デビルインマインド 栗毛 2000 |
ダンスインザダーク | サンデーサイレンス | |
ダンシングキイ | |||
シーキングロイヤル | Seeking the Gold | ||
Canoodling |
募集要項
Information
入厩予定先
関東・美浦・加藤征弘
総額(総口数)
2,000万円(200口)
一口価格
100,000円
維持費
3,000円/月(2歳1月より)
保険料
3,200円/年(2歳より)
分割支払い表
支払月 →
申し込み月 ↓
|
20年10月~21年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 22年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当年10月~1歳7月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10回 |
1歳8月 | 11,200 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 11,100 | 9回 | |
1歳9月 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 8回 | ||
1歳10月 | 14,500 | 14,250 | 14,250 | 14,250 | 14,250 | 14,250 | 14,250 | 7回 | |||
1歳11月 | 16,750 | 16,650 | 16,650 | 16,650 | 16,650 | 16,650 | 6回 | ||||
1歳12月 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 5回 | |||||
2歳1月 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | 4回 | ||||||
2歳2月 | 33,400 | 33,300 | 33,300 | 3回 | |||||||
2歳3月 | 50,000 | 50,000 | 2回 | ||||||||
2歳4月 | 100,000 | 1回 |
生産・育成の現場から
Report2021年1月(育成情報)
新冠町の村上欽哉牧場新厩舎にて夜間放牧を行なっています。社長は「モーリス産駒で重厚な感じの兄とはタイプが全然違います。手先がとても軽くて、父ドゥラメンテの良さが出ていますね。背中が柔らかくて繋も柔軟だし、それでいてトモやヨロ、内股に筋肉がしっかり付いていて、迫力のある馬体です」と評しています。また、「広大な放牧地を走り回る事でかなりの運動量があるため、同世代には背中に疲れが出てレーザー治療をする馬もいるのに、この仔はそんな事がないんです。馬体の成長とともに、目に見えて馬がしっかりとしてきています」と話すように、豊富な筋肉量に加えて丈夫な体質を持ち合わせています。なお、本馬の父ドゥラメンテ産駒のカフェプリンセスが中山・D1800m戦で、ヴァリアメンテが阪神・芝1800m戦で、それぞれ2歳新馬を優勝しました。2020年に産駒がデビューしたドゥラメンテは43勝を挙げて見事にファーストシーズンリーディングサイアーに輝き、その良績が評価されて種付料が700万円から1000万円へ上昇しています。また、本馬の兄イツカハシャチョウが阪神・D1800m戦(2歳未勝利)で初勝利を挙げ、近親ジンギは園田金盃(G・園田・D1870m)を制しました。本馬にも、兄や近親馬、そして父を同じくする産駒のような活躍が期待されます。
2020年11月(2020年産当歳募集馬レポート)
時代は変わった。最近、そんなことをひしひしと感じる。2歳馬リーディングをみても、あえて旧世代と言わせてもらうディープインパクトやキングカメハメハらと拮抗、もしくはそれ以上の勢いで、ファーストおよびセカンドシーズンサイアー達が破竹の勢いを見せている。我々は偉大な種牡馬を失ったが、それに続くものたちの競走はさらに日本競馬のレベルを上げてくれるだろう。近年、そんな新種牡馬の中で最も破壊力のある競馬をみせたと言えるのが本馬の父ドゥラメンテである。その名の通り荒々しさの申し子であり、ダイナカール、エアグルーヴ、アドマイヤグルーヴと、母が3代続けて日本のG1 を勝つという稀有な存在だ。出自からして特別な同馬は桁外れの名馬であったが、種牡馬としても産駒の始動が早く、リーディングを狙う位置にきている。この血統は柔らかみがあるのが長所だが、可動域が広くそれに耐えられる丈夫な体をもっていなければならない。その点、本馬は骨量が豊富で頑健であるがゆえに心配はないだろう。もちろん、付随する母譲りの容量のある筋肉はそのまま武器となる。また、ほどよい首差しに目立って発達した肩は女帝と称されたエアグルーヴの血の好影響だ。下肢はすっきりと軽やか。剛柔併せ持つからこそ強いバネとなる。トータルで高い能力を感じさせる体を見るにつけ、実績のある繁殖牝馬に最高レベルの種牡馬を配合するとはこういうことなのだと思わずにはいられない。父の名前があるとどうしても燃える気性を心配してしまうが、その点は問題なく、むしろ落ち着きが最大のセールスポイントというから恐れ入った。なるほど、放牧地でも地面をしっかりとらえる走りは目立つが、他馬と違い無駄なことをせず、気の立つことがない。栗毛ということもあり、どこか偉大なるノーザンテーストの影響も見てとれる。時代は変わるものだが、あくまで皆過去から引き継いで生きていくものなのだ。日本競馬の粋を集めた血統が描き出す未来絵図は大きく、また明るい。
2020年9月(解説)
8月16日現在、新種牡馬という枠から飛び出して2歳総合チャンピオンサイアー(中央+地方)の座に君臨しているのがドゥラメンテ。同日現在で5つの新馬戦含め7頭が7勝を挙げ、絶対王者ディープインパクトの前を走っている。期待の大きな馬が、その期待に違わぬ好発進だ。「ドゥラメンテ自身はそれほど早い時期から競馬に使っていた馬ではありませんが、産駒は夏競馬から好成績を残しています。この馬も仕上がりの早い母系ですので、2歳の早い時期から活躍できると思います」と村上社長。母は2歳夏のデビューから2歳時に4戦して黒松賞を含む2勝と2着2回の好成績を挙げた。2勝はいずれも逃げ切り勝ちという快速馬だ。さらに近親には2歳戦、そして3歳春にかけての活躍馬がズラリ。5月生まれのためにまだ幼さが残る馬体ではあるが、骨量に恵まれ、深く、長い腰は豊かなスピードの源泉そのもの。放牧地を駆ける躍動感あふれる動きにも、優れた将来性が垣間見える。そんな仕上がり早な血統にも拘わらず「最大のセールスポイントは落ち着いた気性」だという。類まれな素質を余すことなく磨き上げるために不可欠なポイントが強調された。