06 アイスグレー20Ice Gray 20
2020年3月10日生まれ
牝
/ 鹿毛(生産:ハシモトファーム)



2020年12月
血統表
Pedigree Tableアメリカンペイトリオット 鹿毛 2013 |
War Front 鹿毛 2002 |
Danzig | Northern Dancer |
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Pas de Nom | |||
Starry Dreamer | Rubiano | ||
Lara's Star | |||
Life Well Lived 鹿毛 2007 |
Tiznow | Cee's Tizzy | |
Cee's Song | |||
Well Dressed | Notebook | ||
Trithenia | |||
アイスグレー 芦毛 2014 |
フリオーソ 栗毛 2004 |
ブライアンズタイム | Roberto |
Kelley's Day | |||
ファーザ | Mr. Prospector | ||
Baya | |||
ママズディッシュ 芦毛 2007 |
クロフネ | フレンチデピュティ | |
ブルーアヴェニュー | |||
シラユキヒメ | サンデーサイレンス | ||
ウェイブウインド |
募集要項
Information
入厩予定先
関東・美浦・辻哲英
総額(総口数)
600万円(200口)
一口価格
30,000円
維持費
3,000円/月(2歳1月より)
保険料
960円/年(2歳より)
分割支払い表
支払月 →
申し込み月 ↓
|
20年10月~21年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 22年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当年10月~1歳7月 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | 10回 |
1歳8月 | 3,600 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 3,300 | 9回 | |
1歳9月 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 3,750 | 8回 | ||
1歳10月 | 4,500 | 4,250 | 4,250 | 4,250 | 4,250 | 4,250 | 4,250 | 7回 | |||
1歳11月 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 6回 | ||||
1歳12月 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 5回 | |||||
2歳1月 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 4回 | ||||||
2歳2月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 3回 | |||||||
2歳3月 | 15,000 | 15,000 | 2回 | ||||||||
2歳4月 | 30,000 | 1回 |
生産・育成の現場から
Report2021年1月(育成情報)
新冠町のハシモトファームにて、シェルターのある放牧地で夜間放牧を行なっています。朝の3時間ほど馬房で休ませるだけで、21時間にも及ぶ長時間の放牧で鍛えられています。社長によると「アイスグレーの初仔でもともと小さな可愛らしい女の子でしたが、身体に幅が出てきましたし、身体つきや顔つきなどに良い雰囲気を醸しだすようになってきました。もともと気に入っている馬なのでクラブに出させてもらいましたが、思っていたように、どこへ出しても恥ずかしくない馬になっています。遅生まれという事もあって背はまだこれから伸びてくる感じですが、背中に伸びがあって綺麗なラインですね。少し前までは生まれ月によって分けていたため牡牝混合にしていましたが、今は牡牝を分けて別々に放牧しています」との事です。本馬の精神面については、「性格は大人しくてお利口さんですよ。全然悪さをしないし、群の中でも喧嘩をしているのを見た事がないほどです」と話しています。なお、本馬の入厩予定先は、本年3月1日付で新規開業予定の美浦トレセン・辻哲英厩舎となります。また、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1・阪神・芝1600m)に本馬の近親馬2頭が出走しました。ソダシはデビューから4連勝で白毛馬初となるG1タイトルを獲得し、メイケイエールが4着と健闘。本馬にも、ぜひ華やかな舞台で活躍してほしいですね。
2020年12月(2020年産当歳募集馬レポート)
本年の種付け料25万ドル(約2880万円)と、泣く子も黙るスーパーサイヤーであるウォーフロント。現役時はG1未勝利に終わったが、その産駒は世界中のあらゆるコース、距離も不問でG1を勝ちまくり、また種牡馬の父としても高い評価を得ている、最高にホットな血統のひとつだ。本邦でもザファクターやデクラレーションオブウォー、そして本馬の父アメリカンペイトリオットと次々に後継種牡馬が輸入され、市場ではその産駒たちの争奪戦が繰り広げられている。本邦供用前のデクラレーションオブウォーの持ち込み馬デュードヴァンが素晴らしいスピードを見せてダート3歳重賞戦線で活躍するなど、この血脈の高い順応性や日本競馬との相性の良さを既に示している。アメリカンペイトリオットは、北米の馬としては珍しく芝で切れのあるスピードを発揮。タメが効き騎手のGOサインと共に弾けることができるウォーフロント系の中でも、最も日本向きと前評判の高い一頭だ。その父を配合したのが、末脚の鋭さは決して未勝利で終わるようなものではなかった当クラブ所属馬アイスグレーというのだから、橋本社長の意図も見えてこようというものだ。順調に使えていれば必ずや豊かな資質を発揮してくれたに違いない母。それもそのはず、今やサンデーサイレンスの血を汲む牝馬としては本邦最高レベルの牝系を確立しつつあるシラユキヒメ系という強いバックボーンがある。昨年はハヤヤッコ、本年はソダシやメイケイエールと、次々に重賞勝ち馬を送り出し、一族共通の完成度の高さとパワフルなスピードで枝葉を伸ばしている活力あふれるファミリーなのだ。丘陵地の美しい放牧地を駆け回る本馬をみると、父の産駒特有の伸びやかさの中に、爪先まで芯のある動きを発揮している。フレームとコアマッスルが噛み合い、どこまでも伸びていってくれそうだ。本馬の適性がどんなステージで発揮されるかはまだ判らないが、最後の直線では、母の分まで我々を魅了してくれるに違いない。
2020年9月(解説)
「結果がすべての世界だから、馬に能力がなかったと思うしかない」と泣き言を言わない橋本社長だが、クラブ側とすれば「あともう1回走るチャンスを与えられたら」と悔やむ。本馬の母アイスグレーはデビュー戦から2戦連続して出走メンバー最速の末脚を記録し、4戦目には2着に追い込んだ素質馬だった。その父はハシモトファーム生産で地方競馬の賞金王にもなったフリオーソ。種牡馬としても多くの活躍馬に恵まれ、昨年はNAR種牡馬ランキング5位にもなった。「クラブに提供できるフリオーソの仔を探していたときに1歳市場で巡り会った」というアイスグレーは白毛ファミリーで唯一重賞勝ち馬を送るシラユキヒメ系。馬格にも恵まれ、勝ち上がれる能力を持った馬だったと今でも思っている。リベンジを誓い、選ばれた父は米国産輸入種牡馬アメリカンペイトリオット。世界的に成功しているWar Frontの直仔で、自身は芝9ハロンのコースレコードを塗り替え、後に芝G1競走にも勝ったターフランナーだ。ただし、同父系である種牡馬のデクラレーションオブウォーの産駒の活躍からしても、今のところの適性は未知である。母が叶わなかった夢を託してのラインナップとなった。