2020年6月

新冠町の松浦牧場にて夜間放牧を行なっています。スタッフは「飼葉は比較的しっかりと食べてくれますが、たまに残す事があります。でも、これまで濃厚飼料を小分けにして与えて、胃袋が大きくなるように工夫してきました。そんなに急速な馬体の変化は見せないタイプだし、もともとの体型が細身なのだと思います。でも、これから放牧地の青草がどんどん伸びてくるので、それをしっかり食べながら夜間放牧でガッツリ運動して、身体がどう変わってくるか楽しみにしています」と話しています。スラッとしてあか抜けたボディラインを誇る本馬が、今後見せてくれる成長にご注目ください。なお、本馬の父ルーラーシップ産駒のウラヌスチャーム号がメトロポリタンS（L・東京・芝2400m）で5勝目を挙げました。


2020年5月

新冠町の松浦牧場にて夜間放牧を行なっています。スタッフは「雪解け後の走りやすくなった放牧地を縦横無尽に駆け回っているためか、少し疲れが出てきました」と話していますが、これは運動量が豊富だからこそでしょう。慣れるにつれて基礎体力が充実してくるはずです。スタッフによると「牝16頭のグループで放牧していますが、威張る事もないし、弱くもないです。上でも下でもなく仲良く過ごしてますよ。一旦走りだすとすごく動きが軽いので、ひと際目立ちます」との事で、馬添いの良さと、動きの素軽さがうかがえます。なお、本馬の父ルーラーシップ産駒のフェアリーポルカ号が福島牝馬S（G3・福島・芝1800m）を制し、3月の中山牝馬S（G3・中山・芝1800m）に続いて、連勝で重賞2勝目を挙げました。


2020年4月

新冠町の松浦牧場にて夜間放牧を行なっています。スタッフによると「気の良い馬で、前向きさがありますね。いつも元気がよくて、仲間たちが走りだすと相変わらず集団をごぼう抜きして先頭を走っています。遠くから見ていても、1頭だけ走りがしなやかというか、ちょっとほかの馬とは違う動きをしているので、すぐに判るほどです。とても良い動きをしてますよ」との事で、同世代の中でも出色の動きを見せています。また、社長は「4勝馬のシンメイレグルス、3勝馬のオープンザゲートやテイエムジョウネツなど、マイネルモルゲン以外の近親馬はダートでの活躍が目立つ血統ですが、この仔は前肢の繋の角度や身体のバランスから見ても、芝での活躍が期待できると考えています」と推測しています。放牧地で見せるスピード感あふれる動きからも、ぜひ芝で切れ味を発揮してほしいですね。なお、本馬の父ルーラーシップ産駒のクロスセル号が水仙賞（1勝クラス・中山・芝2200m）で2連勝し、フェアリーポルカ号が中山牝馬S（G3・中山・芝1800m）で初重賞制覇をなし遂げました。