01 ゼフィランサス20Zephyranthes 20
2020年1月30日生まれ
牝
/ 鹿毛(生産:村田牧場)



2020年12月
血統表
Pedigree Tableキタサンブラック 鹿毛 2012 |
ブラックタイド 黒鹿毛 2001 |
サンデーサイレンス | Halo |
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Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
シュガーハート 鹿毛 2005 |
サクラバクシンオー | サクラユタカオー | |
サクラハゴロモ | |||
オトメゴコロ | ジヤツジアンジエルーチ | ||
テイズリー | |||
ゼフィランサス 青毛 2008 |
キングヘイロー 鹿毛 1995 |
ダンシングブレーヴ | Lyphard |
Navajo Princess | |||
グッバイヘイロー | Halo | ||
Pound Foolish | |||
モガミヒメ 黒鹿毛 1992 |
カコイーシーズ | Alydar | |
Careless Notion | |||
モガミポイント | マルゼンスキー | ||
ポイントメーカー |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・寺島良
総額(総口数)
3,000万円(500口)
一口価格
60,000円
維持費
1,200円/月(2歳1月より)
保険料
1,920円/年(2歳より)
分割支払い表
支払月 →
申し込み月 ↓
|
20年10月~21年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 22年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当年10月~1歳7月 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 | 10回 |
1歳8月 | 6,800 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 9回 | |
1歳9月 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 8回 | ||
1歳10月 | 8,700 | 8,550 | 8,550 | 8,550 | 8,550 | 8,550 | 8,550 | 7回 | |||
1歳11月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 6回 | ||||
1歳12月 | 12,000 | 12,000 | 12,000 | 12,000 | 12,000 | 5回 | |||||
2歳1月 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 4回 | ||||||
2歳2月 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 3回 | |||||||
2歳3月 | 30,000 | 30,000 | 2回 | ||||||||
2歳4月 | 60,000 | 1回 |
生産・育成の現場から
Report2021年1月(育成情報)
新冠町の村田牧場高江分場にて昼間放牧を行なっています。専務は、昨年の離乳と分場への移動時期を振り返って「母のゼフィランサスは父によく似た仔を出す傾向があります。この仔は早生まれでもあり身体がこの世代で一番大きいので、一番初めの組で離乳し、同時に生まれた本場から高江分場へ移動してきました。素直な性格で従順ですがボケッとはしていません。こちらの環境に慣れるとともに、どんどん気が強くなってますよ。それでも人の要求を理解して行動できているし、扱いに困る事はなさそうです。幼いうちは集牧時になかなかつかませてくれず、手を焼く場合も多いのですが、この仔はだいたい一番最初に捕まえさせてくれました」と話しています。なお、本馬の近親であるノースブリッジ(母は当クラブ所属でファンタジーステークス3着に健闘したアメージングムーン)が葉牡丹賞(1勝クラス・中山・芝2000m)で優勝し、デビューから2連勝を挙げました。
2020年10月(2020年産当歳募集馬レポート)
ごく当たり前の話だが、全ての競走馬の生産者は競馬で勝つために馬を作りつづけている。そのためにいつも配合を考え、放牧地、飼料、馬匹管理など研鑽実践の毎日だ。望むべき高い頂にある憧れの対象はG1レースであり、中でも最高峰と言えるのが日本ダービーである。本馬は、ダービーの前哨戦G2京都新聞杯を快勝し、晴れの大舞台でも5着と非凡な能力を示した実力馬ディープボンドの妹となる。一目見て誰もが心を奪われるその完成度の高い雄大な馬体は脚長で伸びやかさがあり、成長と共にさらに幅がでそうなフレームをもっている。村田牧場のこの世代ではトップクラスのサイズであり、さすがはキタサンブラックの血統馬だ。「母のゼフィランサスは配合種牡馬によく似た仔を出します。母体は割と小さめなので父には大きな馬を選びました。母系の気性が勝っているので、どちらかというとおっとりした気質で距離が持ちそうなことも意識しています」と村田専務。ディープボンドの父キズナを配合したのもその狙いがあってのことだ。キタサンブラックも前述の性質を持っており、血統構成的にもキズナと共通点が多く兄とよく似た配合となった。この牝系は牧場の至宝モガミヒメを祖とした一族で、4代での合計勝利数は現時点で中央60勝以上と素晴らしいの一言。村田牧場の血統や配合に対するアプローチの正しさがこの実績をあげている。従兄にあたる当クラブを代表するローレルゲレイロは激しさを武器に短距離G1を制覇したが、本馬は兄ディープボンドのように理解力が高いので距離の融通は利くだろう。「今の時期はやんちゃな当歳が多く集牧もなかなか大変なのですが、この馬は素直で一番に引き綱をつけさせてくれます。手がかからず従順ですが、大人しいというより利発なタイプ。仲間と競い合うことによりどんどん闘争心もでてくるでしょう」と精神面の豊かさも折り紙付きだ。意図した配合通りの産駒ができ、村田専務も満足気な笑みを見せる。この血統背景、高素質で生まれたからには、あとは大きな戴冠を狙うのみだ。
2020年9月(解説)
雄大な馬格と落ち着いた雰囲気。凛とした佇まいに目が奪われる。さすが現役活躍馬ダンケシェーン、そして今春の京都新聞杯に勝ちダービー5着のディープボンドの妹だ。母は最優秀短距離馬ローレルゲレイロの全妹で、選ばれた父は2年連続年度代表馬のキタサンブラック。豊富なスタミナを武器に7つのG1競走に勝利し、積み上げた賞金はJRA史上歴代1位にもなった。種牡馬としての期待も大きく、昨年生まれた初年度産駒は1憶6000万円を筆頭にセリでの人気も高い。「ダンケシェーンとディープボンドでは、競走馬としてのタイプがまったく異なるように、ゼフィランサスは配合種牡馬の特徴を産駒に伝えるタイプの繁殖牝馬のようです」と村田牧場。実際、写真でご確認いただけるように脚長で筋肉量に恵まれた馬格。深い胸には父親譲りともいえる豊富な心肺機能が詰め込まれ、後ろ脚の長い管から弾み出る深い踏み込みは、優れた推進力を生み出してくれるはずだ。「離乳した後も、体調を崩すことなく順調です。ディープボンドと同じようにクラシック戦線で活躍して欲しい」と期待に胸を膨らませている。