②パイオニアウーマン25 (イクイノックス産駒)Pioneer Woman 25
2025年2月23日生まれ
牝
/ 黒鹿毛(生産:村上欽哉牧場)
2025動画カタログ
2025年9月
血統表
Pedigree Table| イクイノックス 青鹿毛 2019 |
キタサンブラック 鹿毛 2012 |
ブラックタイド | サンデーサイレンス |
|---|---|---|---|
| ウインドインハーヘア | |||
| シュガーハート | サクラバクシンオー | ||
| オトメゴコロ | |||
| シャトーブランシュ 鹿毛 2010 |
キングヘイロー | ダンシングブレーヴ | |
| グッバイヘイロー | |||
| ブランシェリー | トニービン | ||
| メゾンブランシュ | |||
| パイオニアウーマン 黒鹿毛 2017 |
Pioneerof the Nile 黒鹿毛 2006 |
エンパイアメーカー | Unbridled |
| Toussaud | |||
| Star of Goshen | Lord At War | ||
| Castle Eight | |||
| Lady June Bug 鹿毛 2009 |
Elusive Quality | Castle Eight | |
| Touch of Greatness | |||
| パレスルーマー | Royal Anthem | ||
| Whisperifyoudare |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・武幸四郎
総額(総口数)
8,000万円(500口)
一口価格
160,000円
維持費
1,200円/月(2歳1月より)
保険料
5,120円/年(2歳より)
分割支払い表
|
支払い月 →
申込み月 ↓
|
25年10月~26年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 27年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当歳10月~1歳7月 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 16,000 | 10回 |
| 1歳8月 | 18,000 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 17,750 | 9回 | |
| 1歳9月 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 20,000 | 8回 | ||
| 1歳10月 | 22,900 | 22,850 | 22,850 | 22,850 | 22,850 | 22,850 | 22,850 | 7回 | |||
| 1歳11月 | 26,750 | 26,650 | 26,650 | 26,650 | 26,650 | 26,650 | 6回 | ||||
| 1歳12月 | 32,000 | 32,000 | 32,000 | 32,000 | 32,000 | 5回 | |||||
| 2歳1月 | 40,000 | 40,000 | 40,000 | 40,000 | 4回 | ||||||
| 2歳2月 | 53,400 | 53,300 | 53,300 | 3回 | |||||||
| 2歳3月 | 80,000 | 80,000 | 2回 | ||||||||
| 2歳4月 | 160,000 | 1回 | |||||||||

生産・育成の現場から
Report2025年11月(2025年産当歳募集馬レポート)
国内外のG1を6連勝し、2023年のロンジンワールドベストレースホースランキングで1位に輝いたイクイノックス産駒が募集馬ラインアップに加わった。本馬と同世代である父の初年度産駒の評判も上々で、セレクトセール2025では最高値の5億8000万円を筆頭に次々と高額な取引が続き、平均落札額1億5500万円をマークしたのだから、本馬の募集価格がリーズナブルなものにすら感じられる。村上欽哉牧場社長は「とにかく父そっくりです。毛色といい、顔の大流星といい、三白眼なところまで似てますね。黒いからそう見えるだけではなく皮膚感の素晴らしさも抜群で、皆さんが写真で見る以上に実馬は父を彷彿とさせます」と口火を切る。たしかに、威圧感すら漂わせる馬体やたたずまいは、まさに父譲りといえよう。離乳前の姿は母と寄り添って歩いたり走ったりしているのが不思議に思えるほど、可愛いというより格好よく堂々としている。そんな本馬の長所はルックスや造りだけではない。「動きのしなやかさがずば抜けています。常歩でも歩幅が大きくて推進力があり、脚の運びもしなやか。放牧地で走る際も、飛びも大きくてスピードがあり、牧柵を飛び越しそうな勢いで角のほうに向かって走るため、見ていて恐ろしいほどです。でも柔軟な身のこなしで方向転換するし、自分でもそれができると思って走っている感じです」というコメントから、柔軟性や瞬発力、優れた運動神経も伝わってくる。「性格がとても良くて大人しく、四肢すべてを安心して触れます。余計な事をまったくしない賢さはまるで古馬みたい。ただ、馬見せで歩かせると新幹線の先頭車両みたいな形に耳を絞ったり、会員さんの見学である程度時間がたつと『もう充分だろう?』的な感じになったりして怒りだしますが、怒っても暴れないところが偉いですね」というから、精神面も実に頼もしい。ワールドベストホース直仔という血統背景に加え、馬体、動き、精神面ともに高レベルな本馬は、社長の「出来の良さに満足しています」という総括を体現しているのだ。
2025年9月(解説)
偉大な父にそっくりの面構え、そして黒光りする馬体が、明るい未来を約束している。父のイクイノックスはG1を6連勝して現役生活を締めくくり、レーティング世界1位を獲得した歴史的名馬。当然ながら種牡馬としても大人気で、7月のセレクトセールでは上場された24頭の産駒のうち23頭が落札された。平均価格は1億5500万円、牝馬に限っても9837万円だから、国内最高額の種付料2000万円に相応しい、もしくはそれ以上の評価を得たといえる。一方の母は米国で1勝止まりだったが、ワールドクラスの良血馬だ。叔父にはベルモントSなどG1・2勝のパレスマリス、天皇賞・春を制したジャスティンパレス、ステイヤーズS覇者のアイアンバローズなど、国内外の活躍馬がズラリ。この馬を繁殖として導入した村上欽哉牧場の慧眼には驚かされる。そんな生産者の熱意も伝わったのか、本馬は良血馬がひしめく父の初年度産駒の中でも屈指の好馬体を誇り、身のこなしは実にしなやか。加えて性格が穏やかで、スタッフの手を煩わせることは皆無だから、優等生の中の優等生といえる。確かに8000万円の募集価格は安くないが、それも納得の逸材。クラシックのど真ん中を、胸を張って突き進んでほしい。
新冠町・村上欽哉牧場にて撮影
2025年9月撮影