⑤アビーム25 (キタサンブラック産駒)Abeam 25
2025年1月30日生まれ
牝
/ 鹿毛(生産:村上欽哉牧場)
2025動画カタログ
2025年9月
血統表
Pedigree Table| キタサンブラック 鹿毛 2012 |
ブラックタイド 黒鹿毛 2001 |
サンデーサイレンス | Halo |
|---|---|---|---|
| Wishing Well | |||
| ウインドインハーヘア | Alzao | ||
| Burghclere | |||
| シュガーハート 鹿毛 2005 |
サクラバクシンオー | サクラユタカオー | |
| サクラハゴロモ | |||
| オトメゴコロ | ジヤツジアンジエルーチ | ||
| テイズリー | |||
| アビーム 青鹿毛 2015 |
ノヴェリスト 黒鹿毛 2009 |
Monsun | Konigsstuhl |
| Mosella | |||
| Night Lagoon | Lagunas | ||
| Nenuphar | |||
| ジターナ 青鹿毛 2006 |
ダンスインザダーク | サンデーサイレンス | |
| ダンシングキイ | |||
| マルバイユ | Marju | ||
| Hambye |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・杉山晴紀
総額(総口数)
4,500万円(500口)
一口価格
90,000円
維持費
1,200円/月(2歳1月より)
保険料
2,880円/年(2歳より)
分割支払い表
|
支払い月 →
申込み月 ↓
|
25年10月
~
26年7月
|
8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 27年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当歳10月~1歳7月 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 10回 |
| 1歳8月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 9回 | |
| 1歳9月 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 8回 | ||
| 1歳10月 | 12,900 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 7回 | |||
| 1歳11月 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 6回 | ||||
| 1歳12月 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 5回 | |||||
| 2歳1月 | 22,500 | 22,500 | 22,500 | 22,500 | 4回 | ||||||
| 2歳2月 | 30,000 | 30,000 | 30,000 | 3回 | |||||||
| 2歳3月 | 45,000 | 45,000 | 2回 | ||||||||
| 2歳4月 | 90,000 | 1回 | |||||||||

生産・育成の現場から
Report2025年11月(2025年産当歳募集馬レポート)
離乳して間もないというアビーム25は、好奇心旺盛なのか、筆者がレンズを向けるたびにカメラ目線となる。草をはんでいても、たたずんだり歩いたりしてもファインダーを通じて視線を感じ、しまいにはフレーメン中のカメラ目線まで披露する様子に笑みを誘われた。そんな様子を見つめつつ、「仲間たちのなかで、この仔だけがこちらを凝視していることはよくあります」と村上欽哉牧場社長がほほ笑む。そんな本馬は、どうやらかなりのお転婆らしい。「生まれたばかりの頃はかなりうるさくて、うちの牧場では珍しいくらい暴れていました。でも、その様子を見た杉山(晴)先生が特に気に入って管理してくれる事になったんです」と、予定厩舎決定に至るエピソードを教えてくれた。今は馴致が進んで常識にかなうようになったそうだが、それでもかなり活発だという。一方で馬房での手入れなどはとても大人しく、「扱いやすいので、スタッフがこの仔の手入れをしたがって、取り合いになるんです」というほどスタッフ間の人気者なのだ。社長が「離乳や夜間放牧で心身ともに疲れている仲間がいるのに、この仔は馬房で寝ているところを見た事がないです。馬房でも周りの動きを見て活発に動いているし、放牧地でも率先して走り回っています」と話すように、基礎体力も充実している。加えてめっぽう力が強いため「まだ身体がそんなに大きくなっていないのに、スタッフが引っ張っていると抑えられないぐらいです。入れ込んでいるわけではなく、平常心の状態でも前進を止められないくらい」とのこと。その力強さは走りにも表れており、「本当にパワフルな動きを見せます。それでいてフォームがきれいですごく軽やかなので、見ていていつも不思議な感じがします」と評する。たしかに、前肢の掻き込みも後肢の蹴りも迫力満点の力強さながら、走り全体の印象はあくまでも軽やかなのだ。「この力強さを走るほうに向けられるようにしたいです」という社長の思惑通りに成長し、パワフルな走りで活躍してくれるに違いない。
2025年9月(解説)
若き名伯楽が見初めたクラシック候補生だ。生まれてしばらくは相当な暴れっぷりで、いわゆる“困ったちゃん”だったそう。しかしながら、そんなお転婆ぶりに未来のG1ウイナーの姿を見た杉山晴紀調教師が預託を即決したと聞けば、俄然期待が高まってくる。生後半年以上が経った今では馴致の甲斐あって、常識にかなうように。それでいて放牧地では相変わらず活発なので、順調な成長を遂げていることは間違いない。父のキタサンブラックは近年の日本競馬を代表する名馬であり、イクイノックスやクロワデュノールを輩出している名種牡馬。対する母系も社台ファームゆかりの名家だ。母のアビームはJRAで4勝のオープン馬。さらに祖母の半妹となるマルセリーナが桜花賞馬なら、同じく半弟のグランデッツァはスプリングSなど重賞3勝を挙げている。付け加えれば「母の父ノヴェリスト」もプチトレンド。本馬のいとこのニシノエージェントが今年の京成杯を勝てば、カンチェンジュンガは同じく阪急杯を制している。さらには2つ上の半兄でクラブ所属のロックスミス(父コントレイル)も、いずれはスターダムに駆け上がってくるはずだ。もちろん、本馬も目指すはクラシック。桜舞う仁川でヒロインの座を射止めてほしい。
新冠町・村上欽哉牧場にて月撮影
2025年9月撮影