⑥フライアゲイン25 (ミスターメロディ産駒)Fly Again 25
2025年5月2日生まれ
牝
/ 黒鹿毛(提供者:パッショーネ 生産:竹島牧場)
2025動画カタログ
2025年9月
血統表
Pedigree Table| ミスターメロディ 鹿毛 2015 |
Scat Daddy 黒鹿毛 2004 |
ヨハネスブルグ | ヘネシー |
|---|---|---|---|
| Myth | |||
| Love Style | Mr. Prospector | ||
| Likeable Style | |||
| Trusty Lady 鹿毛 1998 |
Deputy Minister | Vice Regent | |
| Mint Copy | |||
| Klassy Kim | Silent Screen | ||
| クールアライヴァル | |||
| フライアゲイン 鹿毛 2010 |
Fusaichi Pegasus 鹿毛 1997 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | |||
| Angel Fever | Danzig | ||
| Rowdy Angel | |||
| Encore 黒鹿毛 2002 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | |||
| Cash Run | Seeking the Gold | ||
| Shared Interest |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・杉山佳明
総額(総口数)
800万円(200口)
一口価格
40,000円
維持費
3,000円/月(2歳1月より)
保険料
1,280円/年(2歳より)
分割支払い表
|
支払い月 →
申込み月 ↓
|
25年10月
~
26年7月
|
8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 27年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当歳10月~1歳7月 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 4,000 | 10回 |
| 1歳8月 | 4,800 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 4,400 | 9回 | |
| 1歳9月 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 8回 | ||
| 1歳10月 | 5,800 | 5,700 | 5,700 | 5,700 | 5,700 | 5,700 | 5,700 | 7回 | |||
| 1歳11月 | 6,750 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6回 | ||||
| 1歳12月 | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 5回 | |||||
| 2歳1月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 4回 | ||||||
| 2歳2月 | 13,400 | 13,300 | 13,300 | 3回 | |||||||
| 2歳3月 | 20,000 | 20,000 | 2回 | ||||||||
| 2歳4月 | 40,000 | 1回 | |||||||||

生産・育成の現場から
Report2025年12月(2025年産当歳募集馬レポート)
竹島牧場の放牧地でたたずむ本馬の表情はあどけなく可愛らしいが、走りはじめると印象が一変した。すべてのパーツがしっかりした馬体から繰り出す動きが、実に力強いのだ。本馬を生産した竹島牧場の場長は「出産時、脚を持って引っ張るときに骨の太さなどで性別が判るものですが、この仔の場合、牝馬とは思いませんでした。それぐらいしっかりとした馬体で生まれてくれたんです。飛節の作りも大きくて、牡馬みたいな骨格をしています」と嬉しそうに評する。「この仔の離乳後に母のフライアゲインが急激に太ってきました。この仔がたくさん母乳を飲んでいたので、その栄養分が不要になった事で母体の血肉となっているのだと思います」という説明から、母の愛情に加えて栄養もたっぷり貰っていたことが判る。「飼葉のほうは、まだ食いがそれほど良くないですが、徐々に慣れてくるでしょう。その分、質の高い飼料を与えて栄養を補っていますし、身体は十分大きいので、問題はありません。同世代のなかでは1月生まれの仔に次いで2番目の大きさで、5月生まれながらほとんどの早生まれの馬よりも大きい、標準以上のサイズ。ご覧の通り、すでに体型が腰高に崩れてきているように、成長も著しく早いです。むしろ成長が良すぎて関節に骨端炎が出かけたほどですが、サプリを与えて落ち着きました」と続ける。「かといって、大きな馬体ながら緩さはありません。母は少し後肢に緩さがあるけど、この仔には遺伝していないです。大きな仔にときおり見られるモッサリした感じもなく、機敏に動きます。フライアゲインが当牧場に来て初めて生んだのがこの仔ですが、それまでの産駒を数頭見る機会がありました。兄姉と比較すると、かなり素軽いと思います」と話すように、僚馬たちと駆け回る動きはあくまでも軽やかだ。牡馬のように豊富な骨量としっかりした馬体を誇り、俊敏な動きを見せる本馬が描く成長曲線に、今後もご注目いただきたい。
2025年9月(解説)
近年の日本競馬ではヘニーヒューズやドレフォン、ブリックスアンドモルタルなど、ストームキャット系の種牡馬が存在感を増している。そして短距離部門の次世代を担うのが、本馬の父ミスターメロディである。現役時代は芝ダートの二刀流で走り、19年の高松宮記念を制覇。種牡馬としても初年度産駒からスリールミニョン、クラスペディアと2頭のオープン勝ち馬を輩出するなど、好スタートを決めている。迎えた本馬は牝馬とは思えないほど骨が太く、逞しい馬体の持ち主。かといって重苦さはなく、放牧地でのかけっこでは同級生を置き去りにするスピードを見せている。牝馬らしいピリッとした性格も、競走馬としてはプラスに働くだろう。母は米で2勝止まりだったが、その半弟のベストマッチョは中央→地方とキャリアを重ねて、交流重賞で2着2回。12歳まで現役生活を続けたタフネスホースだ。そんな叔父の生命力を色濃く継いでいる雰囲気もある。パッショーネと杉山佳明調教師のタッグは、地方からの出戻りでオープンまで出世したローレルアイリス、転厩から2勝クラスの上位常連となったビーナスローズと同じ。令和のローレルを引っ張る黄金タッグに導かれ、大舞台に飛び立ってくれるに違いない。
日高町・竹島牧場にて撮影
2025年9月撮影