③マーシーダーシー25 (タイトルホルダー産駒)Marcy Darcy 25
2025年3月16日生まれ
牝
/ 鹿毛(生産:松浦牧場)
2025動画カタログ
2025年9月
血統表
Pedigree Table| タイトルホルダー 鹿毛 2018 |
ドゥラメンテ 鹿毛 2012 |
キングカメハメハ | Kingmambo |
|---|---|---|---|
| マンファス | |||
| アドマイヤグルーヴ | サンデーサイレンス | ||
| エアグルーヴ | |||
| メーヴェ 黒鹿毛 2008 |
Motivator | Montjeu | |
| Out West | |||
| Top Table | Shirley Heights | ||
| Lora's Guest | |||
| マーシーダーシー 栗毛 2014 |
Smart Strike 鹿毛 1992 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | |||
| Classy 'n Smart | Smarten | ||
| No Class | |||
| Hot Dixie Chick 黒鹿毛 2007 |
Dixie Union | Dixieland Band | |
| She's Tops | |||
| Above Perfection | In Excess | ||
| Something Perfect |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・中竹和也
総額(総口数)
1,500万円(200口)
一口価格
75,000円
維持費
3,000円/月(2歳1月より)
保険料
2,400円/年(2歳より)
分割支払い表
|
支払い月 →
申込み月 ↓
|
25年10月~26年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 27年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当歳10月~1歳7月 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 7,500 | 10回 |
| 1歳8月 | 8,600 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 8,300 | 9回 | |
| 1歳9月 | 9,550 | 9,350 | 9,350 | 9,350 | 9,350 | 9,350 | 9,350 | 9,350 | 8回 | ||
| 1歳10月 | 10,800 | 10,700 | 10,700 | 10,700 | 10,700 | 10,700 | 10,700 | 7回 | |||
| 1歳11月 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 12,500 | 6回 | ||||
| 1歳12月 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 5回 | |||||
| 2歳1月 | 18,750 | 18,750 | 18,750 | 18,750 | 4回 | ||||||
| 2歳2月 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | 3回 | |||||||
| 2歳3月 | 37,500 | 37,500 | 2回 | ||||||||
| 2歳4月 | 75,000 | 1回 | |||||||||

生産・育成の現場から
Report2025年12月(2025年産当歳募集馬レポート)
「天高く、馬肥ゆる秋」という言葉通り、この季節はどの当歳馬も大きく成長するものだが、マーシーダーシー25を見て、馬体の充実ぶりに目を見張った。「生まれた頃は父の父ドゥラメンテらしい感じで、薄手の馬体だったんです。父タイトルホルダーも大きな馬ではありませんし。でも、母馬とは別々の飼葉を食べるようになってからみるみる成長してくれ、身体に幅が出てきて、大きくなってきました」と、松浦牧場社長が嬉しそうに教えてくれた。「理由ははっきり判りませんが、集団放牧している馬同士の相性なのか、今年は当歳牝馬たちの放牧地での運動量が非常に多いと感じます。それによって身体に筋肉がしっかりと付き、身体も引き締まっているのでしょう。しっかりと飼葉を食べさせながら、コンディションを保たせています」と続ける。たしかに、放牧地では撮影のために人間が促すまでもなく、自発的によく動き回り、そして走ってくれた。だが、常に仲間たちと密接に行動をともにしているわけではない。カタログの解説文でも紹介されていたが、ときおり群れから離れて1頭だけで行動するのだ。「当歳馬としては少し不思議な感じですね。仲間たちとじゃれ合うことが少なく、1頭だけで過ごしている時間が多いんです。実は、母マーシーダーシーも同じような性格で、群れから離れて過ごすのが好きなので、母に似たのかもしれません」という。周囲の動きに合わせるのではなく、自分の意思で単独行動しているようで、あたかも幼稚園児の中に混じった小学生のお姉さんみたいだ。社長も「マイペースな性格で、常に落ち着いていますね。これから同世代での集団放牧を続けるうちに変わってくるかもしれませんが、今のところドゥラメンテ系とは思えないくらい気性が安定しています。そのお陰で扱いやすく、脚元をしっかりと触らせてくれるのもありがたいです」と話す。豊富な運動量によって目覚ましく成長しつつある馬体に加え頼もしい気性の持ち主である本馬が、これからどのような変化を見せてくれるのか、楽しみでならない。
2025年9月(解説)
日高の未来を担う新進気鋭サイアーの産駒がラインナップに加わった。父のタイトルホルダーは菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念とG1を3勝。ハイペースで飛ばしながら後続を寄せ付けない、いわゆる“肉を切らせて骨を断つ”スタイルの個性的な名馬だった。種牡馬としても人気を博しており、繋養1年目の昨年は159頭に種付け。クラシック制覇を夢見る日高の生産者の期待を一身に背負っている。そんな父の最初の代表産駒を目指すのが本馬だ。母は米で1勝止まりだったが、祖母のホットディキシーチックは米G1のスピナウェイS、叔母のポーリーンズパールは同じくラトロワンヌSの勝ち馬。大物が続出している母系のバックボーンは何とも心強い。そして何より注目すべきは一風変わった性格である。この時期の当歳といえば、放牧地では他の馬とじゃれ合うものだが、本馬は1頭で過ごしていることがほとんど。つまりは母に似た“我が道を行く”タイプなのだが、同時に父譲りの“逃げ馬”になりそうな予感も漂う。生まれた当初は薄手だった馬体に幅が出てきて、成長力には目を見張るばかり。父系で受け継がれてきた鹿毛の馬体を揺らし、クラシックロードを力強く駆け抜けてほしい。
新冠町・松浦牧場にて撮影
2025年9月撮影