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2025年産当歳募集馬レポート②

募集馬情報

①マチャプチャレ25 3勝2着2回3着2回と活躍し、4600万円超の賞金を獲得している馬主孝行なクラブ所属馬パドマの弟が、当歳募集馬ラインアップに加わった。母マチャプチャレの仔出しの良さは皆さんもご存知の通りだが、チェスナットファーム代表は「これまでのマチャプチャレ産駒の中でも出来の良さはピカイチです」と自信満々に口火を切った。「放牧地での動きも、柔らかさや俊敏さが、うちの生産馬のなかでずば抜けています。姉のパドマが活躍してくれていますが、それ以上の資質を感じさせるんです。牡馬ということもあり、少し高額になっているけど、それだけの価値があるはずだと信じています」というコメントからも、本馬への高い評価が伝わってくる。生まれ故郷のチェスナットファームから僚馬とともに松浦牧場へと移動してきた本馬は、21頭もの多頭数で放牧されている。松浦牧場社長は「一緒に来た仲間と2頭で寄り添いながら過ごしています。環境が変わったうえに多頭数の放牧になったため、運動量や気遣いが増えたのか、少し疲れが出てきている感じです。体調にはまったく問題ありませんが、ちょっと大人しくなっているかな。まだ大所帯に慣れきっていないからだと思うので、いずれは牡馬らしく元気いっぱいな様子を見せてくれるでしょう」と教えてくれた。だが、軽やかに放牧地を駆け回る様子ははつらつとしており、新たな仲間たちに囲まれても気後れするような気配はまったく感じさせないのが頼もしい。そして、チェスナットファーム代表が評した通り、柔軟で俊敏な動きが際立っているのだ。そんな本馬の父シルバーステートは、供用開始となった2018年の種付料は80万円(受胎条件)だったが、産駒の活躍が後押しして、2021年の150万円から2022年には600万円へ高騰。チェスナットファーム代表も「シルバーステート産駒の良績が目立ってきたし、この仔も続いてくれるはずです。母が体調を崩して種付ができていないので、その分も頑張ってほしい」と大きな期待を寄せている。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら



 

③マーシーダーシー25 「天高く、馬肥ゆる秋」という言葉通り、この季節はどの当歳馬も大きく成長するものだが、マーシーダーシー25を見て、馬体の充実ぶりに目を見張った。「生まれた頃は父の父ドゥラメンテらしい感じで、薄手の馬体だったんです。父タイトルホルダーも大きな馬ではありませんし。でも、母馬とは別々の飼葉を食べるようになってからみるみる成長してくれ、身体に幅が出てきて、大きくなってきました」と、松浦牧場社長が嬉しそうに教えてくれた。「理由ははっきり判りませんが、集団放牧している馬同士の相性なのか、今年は当歳牝馬たちの放牧地での運動量が非常に多いと感じます。それによって身体に筋肉がしっかりと付き、身体も引き締まっているのでしょう。しっかりと飼葉を食べさせながら、コンディションを保たせています」と続ける。たしかに、放牧地では撮影のために人間が促すまでもなく、自発的によく動き回り、そして走ってくれた。だが、常に仲間たちと密接に行動をともにしているわけではない。カタログの解説文でも紹介されていたが、ときおり群れから離れて1頭だけで行動するのだ。「当歳馬としては少し不思議な感じですね。仲間たちとじゃれ合うことが少なく、1頭だけで過ごしている時間が多いんです。実は、母マーシーダーシーも同じような性格で、群れから離れて過ごすのが好きなので、母に似たのかもしれません」という。周囲の動きに合わせるのではなく、自分の意思で単独行動しているようで、あたかも幼稚園児の中に混じった小学生のお姉さんみたいだ。社長も「マイペースな性格で、常に落ち着いていますね。これから同世代での集団放牧を続けるうちに変わってくるかもしれませんが、今のところドゥラメンテ系とは思えないくらい気性が安定しています。そのお陰で扱いやすく、脚元をしっかりと触らせてくれるのもありがたいです」と話す。豊富な運動量によって目覚ましく成長しつつある馬体に加え頼もしい気性の持ち主である本馬が、これからどのような変化を見せてくれるのか、楽しみでならない。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら



 

⑥フライアゲイン25 竹島牧場の放牧地でたたずむ本馬の表情はあどけなく可愛らしいが、走りはじめると印象が一変した。すべてのパーツがしっかりした馬体から繰り出す動きが、実に力強いのだ。本馬を生産した竹島牧場の場長は「出産時、脚を持って引っ張るときに骨の太さなどで性別が判るものですが、この仔の場合、牝馬とは思いませんでした。それぐらいしっかりとした馬体で生まれてくれたんです。飛節の作りも大きくて、牡馬みたいな骨格をしています」と嬉しそうに評する。「この仔の離乳後に母のフライアゲインが急激に太ってきました。この仔がたくさん母乳を飲んでいたので、その栄養分が不要になった事で母体の血肉となっているのだと思います」という説明から、母の愛情に加えて栄養もたっぷり貰っていたことが判る。「飼葉のほうは、まだ食いがそれほど良くないですが、徐々に慣れてくるでしょう。その分、質の高い飼料を与えて栄養を補っていますし、身体は十分大きいので、問題はありません。同世代のなかでは1月生まれの仔に次いで2番目の大きさで、5月生まれながらほとんどの早生まれの馬よりも大きい、標準以上のサイズ。ご覧の通り、すでに体型が腰高に崩れてきているように、成長も著しく早いです。むしろ成長が良すぎて関節に骨端炎が出かけたほどですが、サプリを与えて落ち着きました」と続ける。「かといって、大きな馬体ながら緩さはありません。母は少し後肢に緩さがあるけど、この仔には遺伝していないです。大きな仔にときおり見られるモッサリした感じもなく、機敏に動きます。フライアゲインが当牧場に来て初めて生んだのがこの仔ですが、それまでの産駒を数頭見る機会がありました。兄姉と比較すると、かなり素軽いと思います」と話すように、僚馬たちと駆け回る動きはあくまでも軽やかだ。牡馬のように豊富な骨量としっかりした馬体を誇り、俊敏な動きを見せる本馬が描く成長曲線に、今後もご注目いただきたい。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら