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2022年産当歳募集馬レポート①

募集馬情報

①サトノジャスミン22 神々しいまでに美しく輝く純白の母仔を目にしたとたん、思わずため息がもれた。寄り添って同じ方向を見つめる姿は、まるで一幅の絵画のようだ。本馬が募集された事で新規会員さんが大幅に増えたと聞いていたが、それも当然だろう。口を開けて本馬に見とれる筆者に「たしかに美しいですが、母仔ともに気が強いんですよ」と村上社長が苦笑しながら話す。「母はふだんからキャンキャンしたところがあるし、この仔も母譲りの気性です。自分より大きな馬に対しても強気で、群れのなかで一番強いんです。父がゴールドシップでステイゴールド×メジロマックイーンだから、母以上に激しい気性になってもおかしくはないでしょう。そんな馬なので、会員さんの見学時などに暴れないように気を使っていますが、いつも同じ場所で見学してもらうようにして、たくさんの会員さんから頻繁に触ってもらう事で馬見せに慣れてきました。この場所は嫌な事をされる場所ではないと判って大人しくしてくれます」という。単にうるさいだけではなく、学習能力も順応性もあるようだと感心していたら、「見学場所ではガマンできていますが、見学を終えて厩舎に戻る時などには、立ち上がって暴れたりしてストレスを発散する事もありますよ」と、本馬のオテンバぶりを披露。それにしても、7月の募集開始時と比べたら、わずか数カ月の間に体形が変わってきている。「今日撮影したものやカタログ掲載写真で成長度合いを見てもらえればお判りでしょうが、かなり成長力がありそうです。身体全体がしっかりと成長できています。母は小柄ですがこの仔は標準サイズで、胸前の大きさ、飛節の形などすべてが理想的です」と目を細める。「走りにも柔らかさがあるし、バネも感じさせます。ただ白くて美しいだけの馬ではないと思っています」と強い口調で締めくくってくれた。9月下旬に離乳を済ませたので神々しい2ショットはこれが見納めとなるが、今後も成長とともに見る者を魅了し、いずれは競馬場で美しく強い姿を見せてくれるだろう。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら

 

②アラマサスナイパー22 放牧地で初めて会った本馬は、カタログ掲載写真以上に美少年だった。「可愛らしい顔ですがあざとい感じもあります。こんな顔をしていてもかじり癖がすごくて、先日は人の頬っぺたにかじりついてきた悪い仔です」と話すアラキファームの梶川社長の腕にさっそくかじりつく様子に、思わず笑ってしまった。ちなみに、本馬に噛まれる梶川社長を心配そうに見上げているのは、ラブラドールの「ヨネスケ」君。人の指示によって、放牧地出入口の小さなエリアから広いエリアへ馬たちを追って誘導してくれるそうで、牧羊犬ならぬ賢い“牧馬犬”なのだ。本馬について「普段は悪い仔でも、削蹄などで人が触るときは従順で大人しくなるので、扱いにはさほど困らないですね。必要な時は物事の良し悪しが判っていると思うけど、遊んでいるときは人をなめるような面を出すので、離乳が済んでからはしっかりとしつけていきます。母はステイゴールド産駒らしいきつい性格ですし、この仔も同じようになりそうですが、それだけに勝負根性がありそうだとも思っています。放牧地で暴れているときの俊敏でしなやかな動きや、とても柔らかい歩様を見ていると、芝に適性がありそうですね」と評してくれた。また、本馬を語るうえで、全姉クリスマスの存在は欠かせない。梶川社長は「母は19歳になり、この仔が最後の産駒です。クリスマスの後も2頭のバゴ産駒が生まれ、4頭目でようやく牡が生まれてくれました。姉たちは薄手なタイプが多いですが、成長するにつれ、誰よりもクリスマスに似てきました。母の最後の仔だし、函館2歳S(G3)を勝って古馬になってからもオープンクラスで活躍してくれたクリスマスの全弟でもあります。これまで見てきてかなり運動能力が高いと評価している事もあり、クラブでお世話になろうと決めました」と話してくれた。母のラストクロップにして、父バゴ×母の父ステイゴールドという魅力的なニックスを持つ本馬に夢を託してみたい。きっと全姉クリスマスに追いつき追い越すような活躍を見せてくれるはずだ。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら

 

④ウインジュビリー22 新冠橋本牧場にてすくすくと成長している本馬は、早生まれという事もあり、すでに離乳を済ませて夜間放牧を開始している。橋本社長によると「離乳直後こそ、僚馬たちと同じく精神的に不安定な時期がありましたが、仲間たちより早く落ち着いてくれました。加えて自立心も強く、あまり無駄な動きをしないタイプですね。会員さんが見学する際にも、ビシッと立ち姿をきめて微動だにしないくらい落ち着きがあります」との事だ。しかも、「気持ちのスイッチが入ると、穏やかな顔つきが一変して急にきつい顔になります。どうやら、ただ大人しいだけではなく、その時の状況を理解・判断して行動に移せる賢い馬なのだと思います」というから、実に頼もしい。サートゥルナーリアは、その父ロードカナロアと同じく、真面目で性格の良い産駒を多く出すという印象だ。社長も「気性面だけでなく、体型もカナロア産駒と似ている馬が多いように感じます。この仔はお尻の形以外はカナロア似だと思います。特徴的なお尻は、母の父シンボリクリスエスの形でもないので、誰からの遺伝なのか気になるところですね」と評する。さて、放牧地での本馬は堂々とした力強い走りを披露してくれた。カタログ掲載写真撮影時に少し残っていた茶色い被毛が徐々に抜けてきており、ベルベットのように黒光りする様が美しい。当歳の夏を越したばかりの牝馬としては丸みを帯びて充実したトモが目立ち、胸前から肩、そして首差しのたくましさも出色で、筋肉量の豊富な馬体が実に魅力的だ。社長も「生まれた頃から筋骨隆々でした。今はコロンとしたパワータイプのように見えますが、別のクラブで募集価格3000万円だった兄は、当歳の時はがっちりしていたのが骨の成長とともに背中が長くなり、全体的にスラッと長手な身体つきになっているので、もしかしたら、この仔も兄と同じような成長をするかもしれません。これからどんなふうに成長してくれるか興味深く楽しみです。この仔にはカナロア産駒のような競走適性となるイメージを持っていて、兄よりもスピードタイプになってくれるような気がします」と結んでくれた。 募集馬情報ページはこちら 出資予約ページはこちら